カテゴリ:Manuel de Falla( 3 )

マヨルカのバラード

さて、前回はファリャの話をしていたのでした。。。
今日はファリャが編曲したショパンの曲をご紹介します。

ショパンがマヨルカ島で作ったバラード第2番Op.38を
合唱用に編曲した「マヨルカのバラード」
soundcloud.com/akiko-nomoto-2/25-balada-de-mallorca

ショパンの曲をオーケストラに編曲にし、マヨルカでオペラとして上演する
つもりで作られた「Fuego Fatuo(狐火)は未完に終わりましたが1976年
ファリャの生誕100周年の年にグラナダの音楽祭にて初演されました。
ワルツやマズルカなどショパンの作品9曲が編曲されて残っています。
soundcloud.com/akiko-nomoto-2/17-el-fuego-fatuo-ix-moderato

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_2/375-7348890-7040449?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=chopin+fuego+fatuo
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by nomokon | 2013-02-20 09:09 | Manuel de Falla

マヌエル前のファリャ前?

前回のつづきです。

マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)はアンダルシア、カディス市の
生まれで母にソルフェージュを、祖父にピアノを習うという音楽教育に熱心な
家庭で育ちました。20歳の時、一家はマドリッドに引っ越し、彼は王立音楽院
で勉強を始めます。

その頃作曲していた曲は、スケルツォ、ノクターン、マズルカ等で、
後に花開くことになる彼のスペイン民俗音楽的な作風を時々一瞬かいま見る
ような気もするのですが、まだ彼の個性は芽生えていません。

1896年作曲のノクターン。ショパン風です!


そんな彼にスペイン民俗音楽へ目覚めさせたのは作曲を教えていたフェリペ・
ペドレイ(ペドレル)でした。ペドレイはスペイン国民楽派の第一人者で
彼の弟子にはグラナドス、アルベニス、トゥリーナ等がいます。

王立音楽院時代はファリャが世界的にも有名なスペインを代表する
作曲家に変身するまでの模索の時代、殻をつけたひよこ時代?みたいです。

このマドリッド修業時代のファリャの作品のことを詩人ヘラルド・ディエゴが
「Premanuel de Antefalla (プレマヌエル・デ・アンテファリャ)」と
名付けました。PreもAnteもスペイン語で「〜前の」を意味する接頭語です。
「マヌエル前のファリャ前」?みたいな感じでしょうか。

まるで紀元前、紀元後、と言うように、ファリャがファリャになる前の時代を
ユーモアと愛情をこめて言い得た見事な言葉だと思います。




☆スペイン民俗音楽と言うべきか民族音楽と言うべきか迷ったのですが
ファリャはその後フラメンコ(カンテ・ホンド)の採譜等をしてそこから
影響を受けたので民俗にしてみました。
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by nomokon | 2012-08-30 04:53 | Manuel de Falla

今回のテーマについて

2013年3月8日予定の札幌キタラホールでのリサイタル、テーマは
「ショパン・ア・ラ・エスパニョーラ
〜スペイン作曲家たちによるショパン讃〜」です。

このテーマは、13年前グラナダへ一人旅した時から自分の中に眠っていたもの
でした。グラナダと言えば、スペイン作曲家でも特に有名なマヌエル・デ・
ファリャの住んだ家があり、彼の名前の付いた音楽祭があったり、資料館が
あったり、劇場があったり、ファリャととても縁のある街です。

日本から来たばかりの私はスペイン音楽マスターコースをスペイン人の中に
混ざって受けていました。やっぱり子供の頃からなんだかんだ言って慣れ
親しんでいるスペイン音楽と自然に接する彼らと私には何か違いが
ありました。うまく説明できませんがちょっぴり寂しい思いをしたのを
覚えています。コンプレックスからか?超スペイン的なファリャの音楽には
なかなか素直になることができず、当初はニガテな存在でした。

それがグラナダの資料館で、「ファリャとショパン」という展覧会を見て、
ファリャが今あるファリャとなる以前はショパンに憧れてショパン風の
ノクターンやワルツなどを作曲していた、ということを知り、とても
驚きました。後にも彼はショパンと同じようにマヨルカ島に療養に行き、
ショパンのバラード2番をもとにオペラを作ったりしています。

c0244184_8113377.jpgそうかぁ〜。ファリャも私と同じ、
ショパンのファンやったんね〜〜。
そんなことを意識し始めたらファリャの
音楽の中に自分にも親しみのある
ショパンの音楽の影が見えたり、他の
スペイン作曲家の作品の中でもショパンに
負けないくらいロマンチックな作品が
あったり別の部分も見え始めたのでした。

そんなことを思い出して、今回プログラムを組みました。
もちろん聴いて下さる皆さんに捧げますが、中でも特に札幌でショパンの指導を
して下さった故遠藤道子先生と、スペイン音楽をたたき込んで下さった
故アリシア・デ・ラローチャ先生、そして4歳の時から私の基礎を
作って下さった函館の堀内由美子先生に捧げます。

ありがとうございます。
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by nomokon | 2012-08-30 04:29 | Manuel de Falla